ロンドンの旅案内　オイスター・カードとトラベル・カード　Oyster&Travel card

ロンドンの英国に於ける地図

2012年1月年明け

今年1番の旅は初の年明け三が日出発となりました

オリンピックイヤーとなる今年
2012年7月27日開幕のロンドンオリンピックを目指し、
ここ数年は週末毎にロンドンの公共交通網としては非常に需要の高い
通称｢TUBE｣ことロンドンの地下鉄は
その整備と電気系統などのメンテナンス及び駅路線など改築（？）工事などに
必ず路線上のどこかがストップ

非常に信用の置けない交通手段となっていました
（一応工事スケジュールが事前に出ますが・・・
それとてある意味癪の種！と思うのは
広い心を持った大人として未発達の私だけでしょうか・・・・・・）

しかし！今回の旅で感じたのは
確かに！週末完全に全ての路線が｢Good Service｣ではないにしろ、
非常にその確立が少なくなってきたように感じました

地下鉄案内
丁度1年前2011年1月の地下鉄運行状況案内
白地の｢Good　Service｣以外は全てどこかが工事中

オリンピックに向けて、そこへロンドン中が同じ方向を向いている、
そんな活気のようなものも感じられました

そうは言っても本番は7月後半

まだまだ例年通りロンドンへの旅は変わらず・・
逆に街中の整備も完成に近づいているので
今後の旅はし易く、オリンピック色が徐々に濃くなり
交通手段の整備も徐々に良くなっていくかもしれません

今回は今までのお問い合わせに最も多く、
昨年までの経験の中でお答えさせていただきました
そのロンドンの公共交通網に欠かせない
『オイスター・カードとトラベル・カード』は
どちらが使えるのか？・・・

実は恥ずかしながら今回の旅で
ロンドンのベテランガイドさんについて
1日オリンピック会場周辺の観光をしていただいた際に
ふとそのガイドさんが口にされていたことから
目からうろこ（私にとってはなのですが・・・・）ともいえる
今までのオイスター・カードの謎が解けたように思いました

果たしてこれが正しいのか？どうか？は解りませんが・・・

今回の旅で気づいたことを感じて頂ければ幸いです

【　オイスター・カードとトラベル・カード　】
Oyster Card ＆Ｔｒａｖｅｌ Card

左：オイスター・カード　　右：1日トラベルカード

オイスターカードは近年ロンドンを旅する旅行者にも
すでに浸透してきているト思います

非常に便利なシステムで出来ているものだと感心しています

日本でも（東日本のみで申し訳ございませんが・・・）
Ｓｕｉｃａという似たようなカードが
最も一般的に多くの方々が利用していますが、
｢似ていて否なるもの｣とつくづく思います

そのため私も会社から支給されているSuica以外には
未だ個人的なものは持っていない・・・という
少々友人、知人の間ではたまに驚かれたりいたします

しかし、それはこのオイスター・カードのような機能を
我が国のＳｕｉｃａが持っていたら
すぐに購入、活用、離さなかった！と断言しています！！

オイスター・カードとＳｕｉｃａの大きな違いは
ご承知の通り
前者（Ｏｙｓｔｅｒ）は割引有、後者（Ｓｕｉｃａ）は割引無

この差は歴然！
いくらロンドンの地下鉄が高い！と言っても
そのカードを利用することによって
｢人件費｣が削減できる！ということから
前者ＯｙｓｔｅｒＣａｒｄはこのカードを使用することによって
通常から割引をする、ということだそうです

よって、我が国の鉄道会社はその部分を考えて
このＳｕｉｃａを作ったんではないのか？！と思わず比べてしまったら・・・
別に切符を購入する手間くらいは・・・なんて思った途端
特に必要なし！と未だに個人的なＳｕｉｃａ無、で過ごしております

元々オイスターカードとSuicaを比べることは
そもそも間違っているのかもしれませんが・・・
ただ、本来の使い道筋がはっきりとしている
オイスターカードの方が使い易いな～と思うのです

さて、そのオイスターカードとトラベルカード、という2種のカードを
実は在住しているローカルの方々も
私達旅行者同様に良く使用しています

元々日本では定番の『定期券』というものが存在しないので
特に通勤者は決まった時間でのしようが多いため
オイスターカードの使用が目立ちます

昨年のロイヤル・ウェディングを記念して
婚約発表の時の写真で

では、私達旅行者は実際にロンドンにおける観光時には
どちらが使用しやすいのか・・？

どちらを選ぶか常々頭を悩ます理由は
｢料金｣に直結しているから・・・

結論としては
皆様のロンドン滞在日数や観光場所などにより
両方を使い分ける、というのが
現在ではベストだと思います

例えば下記は基本系

１）	ロンドン滞在7日間（びっちり観光型）	7日間トラベルカード御利用　＊オフ・ピーク時間関係なく期間内使用
２）	ロンドン滞在7日間（観光＆ショッピング）	オイスターカード＆トラベルカードの併用　＊観光でロンドンの中を余り移動しない日はオイスターカード　ショッピングで移動の激しい日はオフピーク時間でのトラベルカード使用

オイスターカードは
ある一定の料金まで使用したら、1日でその枠を超えない、と
記されています
※例えば、オフピーク時から利用した場合は
1日の上限は￡8.50（ゾーン1からゾーン6）と決められている

しかし、昨年ロンドン滞在時に
どう見ても1日の使用料が思った以上に引き落とされていることに気づき
今回ロンドン在住のガイドさんにお聞きしたところ・・

彼女自身もその部分には非常に難しく・・・
何故ならば、オイスターカードのその上限は利用時間によって
細かく分かれています

と、言うのも
オフピークとされている時間帯は・・・

■　Off-Peak	月曜～金曜日		：	09:30～16:00　19:00以降
	＊16:00～19:00はピーク時になります

つまり、1日のスタート時間は9:30以降利用して
16:00～19:00の間は使用せずにいれば
1日の上限￡8.50で収まる、ということになります

万一16:00～19:00に使用してしまった場合は
もちろん、その間は｢ピーク時｣として加算され、
それ以降もそのままピーク時として引き落としされていく・・という・・・

そうなると1回でもその時間帯に謝って利用してしまったら
そこからの利用については
単なる1回づつの料金になるようなので
1日終わってみたら予想外に引き落としになっていた、ということもありうるのです・・

もし、1日地下鉄、バスなど4回以上乗る可能性があるとしたら・・
または滞在先がゾーン1以外だとしたら
オフピーク時の1日トラベルカードを利用した方がお薦めです

トラベルカードは1日のスタート時間で
オンまたはオフピーク時間として利用できます

そのスタート時間さえ9:30以降であれば
1日中何時に利用しても
そのカード1枚でオイスターカードと同じくらいの許容範囲で利用できます

ヒースロー空港のあるゾーン6～1までの1日トラベルカード
空港に早く到着した日は
早くも空港から1日カードを購入、利用の方がお得

今回夏に行われるロンドン･オリンピックの
メイン会場でもあるスタジアムのある
Statford駅（ゾーン3）へ行ってきました

ここへは地下鉄でも行くことができますが、
折角なのでDLRという新しい鉄道を利用して
Canary WharfやGreenwichまで足を延ばしてみました

その時にガイドさんのお薦めで
ゾーン1から4までの
1日ピーク時の1日トラベルカード（ゾーン１から4）￡10.60也を購入してみました
その時私の滞在していたお宿は同じくｿﾞｰﾝ3ではありましたが、
Statford駅（ゾーン3）とは真反対に位置する
Ealing Broadway駅9:00にスタートしました
（平日の朝9:00はピーク時になります）

朝早く行動したのは
真反対だったので、その間にある見所などを途中下車しながら
進んだ、ということもありました

しかし、その中で１つDRLと言う鉄道駅を乗り降りしていた時に
オイスターカードよりもトラベルカードの方が便利！と思ったのは・・・

このDRLという新しい鉄道は無人のリニアモーターで
改札口も大きな駅は別にして無人になります

乗る時も降りる時もそのまま、というわけには行かず・・・とは言え
オイスターカードを使用した乗客は
ここで素通りしてしまうと後で莫大なペナルティーを課せられることとなります

無人の降車口で下記のようにオイスターカードを提示しないと
次ぎに利用した時に停められてしまうこととなります

上記の機械に必ず提示しない（精算）と後々解った時にはペナルティーになります

しかし、トラベルカードやチケットはそのまま素通りできます
すでに支払いが済んでいるからです

ですから、御利用の際に一つの目安として
御自身で事前にその日の滞在先（スタート地点）と行動により
上手に使い分けてくださいませ

■	オイスターカードはこれから支払うもの少ない利用日にお勧め！
■	トラベルカードはすでに支払い済み移動距離の沢山ある日にお薦め！

オイスターカードもトラベルカードも非常に便利な交通手段です

是非フルに活用していただければ・・と思っています

と・・・かくゆう私自身もまだまだ使いこなせず
毎回格闘しております・・・

ロンドンでの観光には欠かせない
オイスターカードとトラベルカード

それぞれに短所＆長所がまだまだ沢山あります

御自身の旅のスタイルに合わせて
ご不明なことがございましたら
解る範囲でご案内できれば本望です

またご案内した中で謝っての案内箇所がございましたら
どうぞ、お気軽にご指摘いただければ幸いです

ご意見・お問い合わせは下記よりお待ちしております